インターネットが開放的でグローバルで自由だ、という考え方は間違いです。
インターネットはきわめて閉鎖的で局所的で、そして自由な世界です。
理由は情報流通形態にあります。
インターネット以前のメディア、テレビ新聞ラジオ等は受動的なメディアでした。
局選択の自由程度はありましたが、基本的にはメディアが配信する情報を好むと好まざるとにかかわらず受け取らなければなりませんでした。
逆にインターネットの情報は能動的です。
自分で受け取る情報をコントロールできるということです。
自由な世界であえて興味のない情報や不快な情報を探そうとする人は少ないでしょう。
結果的に局所的なコミュニティがたくさんできあがり、そこから出て行こうとはしなくなります。
原理上“情報強者”ほど引っかかりやすい罠と言えます。
逆にホームページをYahooにしてしまうような一般人にとってはインターネットは開放的でグローバルで自由な世界かもしれません。
さて、そのような局所化した者たちは、仲間内で更に先鋭化します。
先鋭化した結果がプラス方向ならまだいいのですが、大抵はマイナス方向に行ってしまいます。
そう、たとえばここ。
古くは技術系だったようですがPSP初期不良騒動で一挙有名になり、自分は偉いという幻想を持ってしまったようです。
徐々に幻想は進行していき、「東大卒のミリオンディレクター」「ケータイ小説を執筆」「今年独立して会社作るお」といった超設定が次々にできあがっていきました。
同時にいつのまにかPSPとPS3支持に鞍替えします。
PS3支持だけならまあ別に問題ないのですが、問題なのがその手法。
PS3を持ち上げるために必ずWiiとXBOX360を貶めるわけです。
それはもう任天堂に親を殺されたかのような憎しみをひしひしと感じられます。
必死感と本気感と。
以後、業界人同士の話に、素人であるあなたがくちばし突っ込むコメントは承認しないことにします。 それと企業の経営者のくだらない発言を鵜呑みにするような人は、このコメント欄には不要です。 |
いつの間にか経営者より偉くなっています。
先鋭化した一部の読者以外からはドン引きされているってことに気がついていないんでしょうかね。
まあ気づいてたら書かないか。
その経営者の発言。
社長が訊く『知らないままでは損をする「モノやお金のしくみ」DS』
岩田 そこはちょっと任天堂と似ているところなんですが、 デバッグをしてくれる・・・デバッグというのは ソフトが正しく動くかどうかをテストすることなんですけど、 デバッグ部隊の中心になっているのはアルバイトの方々なんです。 わたしたちが商品をつくっているとき、 その人たちから「ここはちょっとわかりません」と言われたら、 たとえそれが当社を代表するゲームデザイナーの宮本(茂)が つくったものであっても、ちゃんと直さなきゃいけない、 そういう文化が任天堂にはあるんですね。 坂村 たとえアルバイトの人たちに対してであっても、 「君たちはわかってない」とは言えないと。 岩田 はい。 彼らはお客さんの声を代弁してるわけですから。 |
どちらがより正しい意見を言っているか、まあ言うまでもないでしょう。
勿論どちらかというと“情報強者”であるつもりである私の意見も、閉鎖的で局所的で自由な発言かもしれません。
ちなみにhttp://www.int2.info/news1.htmとかhttp://hwbb.gyao.ne.jp/cym10262-pg/fenomina.htmlとかは最初から狂ってるんで別格な。
前2回のエントリはトラックバック送りましたが却下されました。
http://yuubiseiharukana.blog.shinobi.jp/Entry/129/
http://yuubiseiharukana.blog.shinobi.jp/Entry/147/
無論今回も送りますが無視されることでしょう。