360のギャルゲと2DSTGは制覇するよ計画発動中。
CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!
実績1000/1000
七海とChu☆Chuする権利をやろう
まず本作は、CHAOS;HEAD NOAHの完全なる続編にして完結編にしておまけディスクです。
なので本編をプレイしていないと本作をプレイする意義は全くありません。
シナリオは本編トゥルーエンドの続きとなりますが、作品のベクトルは本編とは180度真逆を向いているので本編がアレだった人でも安心。
最期のオチが………ということもなく、極めて真っ当に甘々デレデレな普通のラブコメギャルゲです。
本編のアレが良かったのに無くなって大丈夫なの?と正直最初は思っていたのですが、本編のネタを織り込みつつも十分に面白い作品に仕上がっていました。
ただトゥルーエンドとか無いんですよね。
個別ルートとバッドエンドしか有りません。
ボリュームが少々小さめなのが残念です。
早くするんだ!間に合わなくなっても知らんぞー!
本編でもっさり重かったシステム周りはシュタゲを経て本作で随分改善されました。
特にメッセージスキップは非常に快適になっています。
むしろ早くなりすぎて止めたいところで止められないくらい。
そのかわりメニューを開くのに0.5テンポくらい躓くような感覚がありますが、まあ十分許容範囲です。
妄想トリガーはポジティブ、ネガティブは名目だけとなり、どちらを選んでも基本エロ妄想です。
妄想トリガー発生時にオートセーブされフラグ管理が楽になっています。
また、狙って攻略を行うというようなゲームではないので、トリガー選択時に誰についての妄想なのかがすぐわかるようになっています。
システムについては不満は全く無いといっていいでしょう。
はいてない…だと?
シナリオは基本的に一本道で、個別ルートがそこから枝分かれする形となります。
前半に10回ほどある妄想トリガーで対象キャラを2回選択しておくと、シナリオ分岐のある妄想トリガーで実績が解除されるという非常にわかりやすいシナリオ分岐形式で、個別シナリオ分岐で迷うことは一切ありません。
なんといっても全員本物のハッピーエンドです。
本編のアレやコレやに色々と切り刻まれた精神を優しく癒してくれるでしょう。
本作をプレイしてこそカオヘが完結するのだ、と言ってもいい。
文章は例によってネットスラング満載です。
プレイ開始直後のっけからポルナレフですし、JOJOやDBネタは知ってて当然レベルで頻出し、果てはブロント語とか童貞は小学生とかまで出てくる始末。
ちなみに本作のテーマは、「オタクとリア充は相反する概念ではない、両立しうる」というものですが、このテーマの研究は残念ながら既に先達たる万世橋わたる氏によって完膚無きまでに完成されております。
すなわち、
「オタクだからオタクなのだ!モテないからモテないのだ!!」
身も蓋も夢も希望もない。
七海がかわいすぎて生きているのが辛い
七海>(越えられない壁)>梨深>セナ=あやせ>美愛>優愛>>梢
プレイ順はセナ→星来→あやせ→優愛→美愛→七海→梢→ビシィ
どのキャラを選択しても基本的にシナリオ展開はひとつしかありません。
すなわち、Chu☆Chu
家庭用かつCERO Cの15歳以上対象なので直接的な描写はありませんが、色々とマニアックなエロ描写があったりします。
実に素晴らしい。
梨深は本作でその内面が明かされ、かなり点数を上げた印象。
あやせは最後の一枚絵がヤバい。
あと他のキャラは基本的に本編から続く話なのでそれまでの積み立てがあるのですが、美愛だけは、いくら優愛を受け継いでいるとはいえかなり別人なので唐突感がありました。
キャラ的には好きなだけに惜しい。
七海は越えられない壁。
総評
システムはスキップ含めて問題なし。
シナリオは本編に比べてかなり短めだが、そのぶん濃いChu☆Chuが楽しめる。
前作カオスヘッドノアをプレイし、少しでも何か心に残るものがあったのであれば、迷わずプレイしましょう。
七海がかわいすぎて生きているのが辛くなります。
限定版はデカいですが、中身はビシィさんタオルなのでまあいらな………梨深ちゃんはかわいいよね、タオルは一生の記念品になるから限定版を買おうね、たはは……。
過去のゲームレビュー