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2017/06/24 04:07 |
そしてSteins; Gateは神となった―――ゲームレビュー:シュタインズゲート

―――そしてSteins; Gateは神となった

私が常日頃から至高にして究極、ゲーム史上最高傑作と公言して憚らないゲームがEver17であるが、本作はその神の境地に最も近づいたゲームと言って過言ではない。
シュタインズゲートは紛う事なき傑作です。
 



シュタインズゲート
実績1000/1000

ただし、本作を楽しむまでにはいくつかの障壁があります。

まずは主人公が厨二病全開なこと。
それにも理由があるにはあるのですが、それでも誰も居ないのに繋がっていない携帯に向かって独り言を呟く様は本物にしか見えません。
そのうち慣れるには慣れますが、最初のうちは相当痛いです。

そして2ちゃんねる用語頻発なこと。
多少は知識がないとついていけない可能性が高いです。
知っている知らないでは、特にメインシナリオへの没入感が段違いかと思われます。

あと科学用語満載ですが、色々と出鱈目な解説や解釈が付加されていることが少なくありません。
そこらへんを作中設定と割り切れずいちいち真面目に突っ込むような人には楽しめないかもしれません……ってこんな内容Ever17のときにも書いた気がするな。
すなわちEver17を楽しめた人ならまず間違いなく楽しめるということです。

ビジュアルも独特ですが、これはすぐ慣れるので問題ありません。
水彩?っぽい独特の形式で決して萌え絵ではありませんが、すぐにそれが普通になるというかむしろこれじゃないと駄目と感じるようになってしまいます。紅莉栖かわいいよ紅莉栖。
特に特徴的なのが目の書き方で、同心円のような今までにない、それでいて不思議と引き込まれる魅力溢れる絵柄となっています。

まあ体験版があるので、とりあえずプレイしてみればそこらへんを越えられるかどうかはわかります。
体験版をプレイできたなら、悪いことは言わない、ここから先も他ブログや公式サイト等の記事も一切読まずにプレイすることを絶対にお勧めすします。

私の場合は前作がカオスヘッドノアという時点で本作の購入を決定していたため、公式サイトを含めた一切の情報に触れずにプレイすることができました。
それがよかったか悪かったかと言えば、良かった、と断言します。


よもやキャプテン・ラヴの正当続編だったとは

ほんの興味本位の実験が、まゆりの死という取り返しの付かない結果を呼び寄せてしまう。
まゆりを守るため、それ以外の全て、過去も未来も思い出も何もかもを捨て去っていく、その強くも儚い様子が非常に緊迫感に溢れた文体で描かれます。
うっかり他の登場人物とまゆりの重さを比べてしまうとアウトで、キャプテン・ラヴ並にそこで終了と相成ってしまう、プレイヤーに対しても非常に辛い切ない選択を強要される仕様となっており、それ故にますます本作への思い入れが強くなってしまうという上手い作り方となっています。

最初は主人公の口調うぜーとか思っていたのに、いつのまにか慣れてしまいます。
最後に辿り着いた、エンターキーの場面など、神々しいまでの格好良さまでを感じてしまいます。


よもやキャプテン・ラヴの正当続編ではなかったとは

そんな断腸の思いを何度も何度も繰り返してようやく辿り着いたまゆりの死なない世界ですが、実はそのルートはそこで行き止まりです。
まゆりを救うために幾多の想いを犠牲にし、そしてそれが救われることもないという、正しいながらも正しくない世界がその道筋の最後となってしまいます。

トゥルーエンドへの道筋、それはメインヒロインがまゆりではないという大どんでん返しを経由する必要がありました。
まあキャラ紹介順がまゆりが先じゃないとかOPの重要な回想シーンがあそこだったりとかいろいろ伏線はあるのですが、そんなの気付くかよ!

というわけで最終章、その入口の演出は鳥肌物です。
最終章入口の展開がどうにも唐突感が拭えなかったのが少々残念なところで、その点で最終章までもが完璧に練り上げられていたEver17には敵わないと言ったところですが、最終章そのものの完成度はこれまた有り得ないくらいに高レベルです。
そういえばあれは…と小骨のように喉に刺さっていたような細かな違和感までが完全に解きほぐされていく様は、Ever17に負けずとも劣らないカタルシスです。

そして長い長い旅路の果て、ついに辿り着いたエンディング。
決して万人が満足するハッピーエンドというわけでもないながら、その後待っているはずの確たる未来への余韻を感じさせる、切なさが実に素晴らしい終わり方でした。
個人的にはできればもう少しその後まで描いてほしかったところですが、それはまあ高望みというものなのでしょう。


残念な部分

これだけ高評価を与えているとはいえあらゆる部分に諸手を挙げて礼賛万歳というわけでもなく、ほんの少々ですがマイナス要素を感じた部分もあります。
厨二病とか2ちゃん用語とかは置いといて、シナリオ上で感じた部分を羅列してみます。
他の節ではネタバレをあまり出さないようにしていますが本節はネタバレ全開なので未プレイ者は見ないように。

シナリオ上での矛盾点。
殆ど見つけられなかったのですが(行ったり来たりしすぎてるので気付いていないものもあるかもしれませんが)、宴会のときのピザは明らかなミスです。
それ以外にはテキスト上でまゆりとルカ子を間違ったといった些細な誤字しか見あたりません。
逆に言うと、その程度しかおかしな部分が存在しないというのが凄い。

夢が有機的に繋がっていない。
ブラックホールもタイムトラベルも、どちらも本編の設定からは直接は繋がることのない世界線です。
展開を作り出せば行けないこともない世界ではあるのでしょうが、Ever17であればおそらくこの夢にも直接的な繋がりを持たせて来ていただろうことを考えると惜しいところです。

あの理論でDメールは無理。
メールでも電話でもですが、通信は一方的に行われているわけではなく、双方向での接続を繰り返すことで通信しています。
たった一通のメールを送信するだけでも、端末AからサーバBに接続要求、BからAに接続許可と接続要求、AからBに接続許可、AからBに本文送信、BからAに送信確認、AからBに接続切断要求、BからAに接続切断許可、BからAに接続切断要求、AからBに接続切断許可というふうに何度も通信が行ったり来たりしています。
よってDメールを送信するためには、過去のサーバBから現在の端末Aに情報送信を行う未来へのタイムトラベルが必要ということになってしまいます。
また上記のように情報をやりとりしている以上、送信したメールが3通に分割されてしまうという設定も非常に不自然です、というかあり得ません。
まあ、上のほうで自分でも言ってますが、こういったゲーム内設定に突っ込むこと自体がナンセンスなんですけどね。

限定版の特典がショボい。
つうかこんなのいらねえw
多少高くてもニキシー管の方が良かった。
というわけでゲームをプレイするだけであれば通常版で十分です。
もっとも、プレイ後に限定版が欲しくなる病に罹ってしまうかもしれませんが。


いろいろ言っていますが、この程度の問題点で本作の神性が失われるといったことは無いと断言しておきます。


お約束

紅莉栖>(越えられない壁)>まゆり>るか>鈴羽>フェイリス>萌郁

色々な意味で紅莉栖がヤバい。
天才少女でツンデレでメルデレでお人好しで@ちゃねらで糞コテで強くて弱いとか完璧すぎる。
声優の演技の良さも相まって素晴らしいキャラに昇格しています。
正直最初はサブヒロインだとばっかり思っていたから、シナリオ上自然な展開とはいえもうびっくりですよ。

るかエンドは唯一未来が救われないことが確定してしまっている世界。
いいのかそれで。
いや個人的には十分有りなんだが、世界的には無しだろ。

鈴羽はキャラ自体はそこまで好きというわけでもないのだが、手紙の破壊力が危険すぎる。
あのシーンは本当にもう絶望する。

ダルは本物のスーパーハッカーなのになんであんな訳のわからない研究所にいるんでしょうね。
あれだけの腕前があればネット上では大概のことができそうなものですが。

登場人物についての思い入れもぶっちゃけメモオフ6より上だったりしますが、それ以外の世界設定や展開のほうが凄すぎたせいで、登場人物について語れるほどの価値があるような内容が出てこないというのは困ったものです。


ちなみに最終章の未来はジョン・タイターの予言そのものの世界だったりします。どうでもいいですが。



ゲルしぃが先に出てて良かった、本当に良かった。


過去のゲームレビュー

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2009/11/04 00:59 | Comments(0) | TrackBack(1) | レビュー

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渚あああああああああああああああああああああ!!!! CLANNAD 実績1000/1000 CLANNADは人生 CLANNADは人生。 人生というより家族といった方がしっくり来るのは確かだが、まあ確かに人生と言っても間違いではあるまい。 本作は二部構成になっています。 第一部は、はっきり言って普通のギャルゲーです。 確かに多くのシナリオは作り込まれていて見所は多いし細かな分岐や整合性も整えられており名作と呼ぶにふさわしい出来ではありますが、それでも...
弱小PHPerの憂鬱 | 2009/11/11 21:56

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