南極点のピアピア動画 野尻 抱介
☆☆☆☆
本作の欠点、構造的な欠点と言えば、ネットを過信し過ぎな点でしょうか。
名無寄せ集めのCGMによる技術なんて所詮きちんとした研究所、企業には敵わないわけですよ。
たまにそういう出自の技術が大きなニュースになるのは、逆に言うとそのようなことは滅多に起こらないからということで。
まあ、最近は企業も基礎研究費を減らしたりしてるので今後どうなるかはわかったものじゃありませんがね。
そういうどうでもいい点を抜かせばわりと面白い作品でした。
一見無関係なストーリーがどんどん繋がっていく、こういう形式の作品は大好物ですわ。
鯨のあたりはちょっと無理矢理過ぎる気もしますが。
空の下屋根の中1 双見 酔
☆☆☆☆
ニートが社会復帰を目指してそこはかとなくがんばったりがんばらなかったりする漫画。
なんだか人ごとだとは思えぬ。
私の場合はたまたまそこまでブラックではない企業に正社員で転がり込むことができたのでまだよかったですが、最近は大変ですね。
本書では出発点がおもちゃ屋のバイトですが、年齢的にもまだまだですし何処にでもありふれているコンビニとかが手っ取り早かったのではなかろうか。
それにしても原子配列操作による物質生成システムによる真の共産主義(誰もがニート)が完成するのはいつの日なのか。
考えることが多すぎて、話したいことが決まったときには皆既に次の話題に進んでいるという、非常によくわかる主人公の4コマ。
が、正直全体的に微妙。
3巻以降はパスかなあ。
侵略!イカ娘 公式ファンブック
☆☆☆☆
あーうん、ファンブックだねえ。
個人的にこの「本人になったつもりでコメント」って形式が痛々しくて苦手なんだよね。
本書はカラーページが半分あって価格は抑えめ(といっても1000円弱)またカラーページのショートストーリーが可愛かったのでまあまあ満足。
ただこれ、DVDに収録されているものらしいので、DVDを持ってる人は-☆☆くらいの評価かもしれません。
ところでお風呂シーンがあるんだがこんなところどこにあったっけ。
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