$a0='apple'; $a1='orange'; $a2='banana'; $a3='grape'; $a4='peach'; $a5='melon'; $a6='blueberry'; $a7='blackberry'; $a8='raspberry'; $a9='strawberry'; |
疲れました。
すべての値を表示したい場合は、以下のように書かねばなりません。
print($a0.'<br>'.$a1.'<br>'.$a2.'<br>'.$a3.'<br>'.$a4.'<br>' .$a5.'<br>'.$a6.'<br>'.$a7.'<br>'.$a8.'<br>'.$a9); |
10個の中から特定の文字を検索したい、となるともっと大変です。
$match_word='peach'; if($a0==$match_word){print('0');} elseif($a1==$match_word){print('1');} elseif($a2==$match_word){print('2');} elseif($a3==$match_word){print('3');} elseif($a4==$match_word){print('4');} elseif($a5==$match_word){print('5');} elseif($a6==$match_word){print('6');} elseif($a7==$match_word){print('7');} elseif($a8==$match_word){print('8');} elseif($a9==$match_word){print('9');} |
たとえば変数が100個になったら、などと考えると馬鹿馬鹿しすぎて実用になりません。
このような無駄を排除するため、ほぼ全ての言語には配列という機能が備わっています。
使用方法は慣れないと面倒かもしれませんが、考え方としては簡単です。
配列名に数字を使えるようにした、というだけです。
とりあえず書き換えてみましょう。
$a[0]='apple'; $a[1]='orange'; $a[2]='banana'; $a[3]='grape'; $a[4]='peach'; $a[5]='melon'; $a[6]='blueberry'; $a[7]='blackberry'; $a[8]='raspberry'; $a[9]='strawberry'; |
どこが変わったかというと、数字が[]で括られているというところだけです。
これで何が違うか、最大の利点は、[]内の数値に変数を入れることが出来るという点です。
表示、検索を配列で書き換えてみましょう。
for($i=0;$i<count($a);$i++){ |
このように大量の変数に対して繰り返し同じ処理を行いたい、
そのような場合に威力を発揮するのが配列です。
さて、表示検索は短く書き換えられたのに、定義だけは長文のままです。
もちろんこれも短く書ける方法があります。しかも複数。
以下の設定方法は、どちらも同じになります。
下のように設定する意味は次回わかるでしょう。きっと。
$a=array('apple','orange','banana','grape','peach','melon', |
配列を使用すると入力値の処理等が劇的に楽になりますので、是非使用法をマスターしましょう。
ちなみに上の表示検索処理ですが、もっと簡単な関数が用意されていたりします。
print_r($a); |