ノーベル賞で語る現代物理学 池内 了
☆☆☆☆
ノーベル物理学賞受賞者の業績を中心に、近現代の物理学史をざっくりと紹介する本です。
一人を語るだけでも分厚い記述が必要になる物理学者を300ページ足らずで数百人紹介するのですから個々の記述が薄くなるのは仕方ありませんが、単に受賞者を時系列に並べているわけではなく、特定の分野に対し、受賞者たちがどのように貢献し、そしてその分野がどのように発展していったかを時系列に並べているという紹介の仕方のため、個人の記述の少なさも気にならず、わりと面白く読むことができます。
また一見余計な著者によるコメントも、一部特定の人とかに対する肩入れが少々気になりましたが、無味乾燥になりがちな話に彩りを添えてくれる感じです。
本書で物理学が理解できるかというとそんなことはもちろん全くありませんが、その世界の片鱗を少しだけ覗けたかなという気はします。
P.S.すりーさん・よん IKa
☆☆☆☆
一見ゲーム業界を皮肉ってるように見えて実は幼女が好きなだけという噂の第四弾。
キャラクターがみんないい子であり、それが一瞬のブームに乗って消えていった有象無象との違いかもしれません。
そして今暴かれるせがさんの正体……まあバレバレでしたが。
あと表紙裏のあれは相変わらず大丈夫なんだろうか。
BTOOOM! 8 井上 淳哉
☆☆☆
掲載誌が終了のお知らせを聞いてどうなるかと思ってたら無事に続いていて何よりだ。
さて、今回はさすがに予想していなかった展開。
まああの極限状況では仕方ないだろうけど、うん、やっぱりつらい展開だね。
しかしこんなの、バレずにやるの無理だろ。
インテリビレッジの座敷童 鎌池 和馬
☆☆☆
妖怪が普通に実在している世界。
妖怪は基本的に昔話の妖怪としての立場からのみ人間に接するが、その接し方に制限や方向性を加えることによって任意の悪行"パッケージ"に本人にも自覚の無いまま利用するという犯罪を描いた話。
設定はなかなか面白いし話もまあそれなりによかったのだが、それと同時に、というか前からだいたいわかってたんだがその欠点があからさまに見えてきた。
主人公の性格がどれも同じなんだよね。
なので二つの視点を使っても、成田良悟のザッピングには遠く及ばず同一人物の別の話にしか見えないんだよね。
まあ個人的にクウェンサーとヘイヴィアもよく見分けがつかなくなりますが。
あと全然どうでもいいけどインテリビレッジって設定は無理だ。
田舎出身者として言わせてもらうが無理だ。
絶対採算が取れん。
情報処理教科書 ITストラテジスト 2012年版 島本 栄光
秋の情報処理技術者試験はITストラテジストを受けようということでこちらを購入。
受けようということでというか、他全部取っちゃったからこれしか残ってないんだよね。
システム監査技術者かエンベデッドか何か春のやつを少し秋に回してくれませんかね。
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