忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



2024/04/24 04:08 |
ZF-02:Zend_Db

Zend_DbMySQLOracleといったDB間の差異を吸収してくれるデータベースアダプタです。

といっても内部的にPDOを使用しているのでPDOが使えるのならわざわざZend_Dbを使用する意味はほとんどないんですが。

zend_db.php

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
<?php
    
    //Zend_Db
        require_once('Zend/Db.php');
        $form = new Zend_Db();
    
    //DBインスタンス
        $db=Zend_Db::factory(
             'Pdo_Mysql'
            ,array(
                 'host'=>'localhost'
                ,'username'=>'testuser'
                ,'password'=>'testpass'
                ,'dbname'=>'zend_test'
                ,'profiler'=>true
            )
        );
    
    //SQL実行
        $sql="SELECT * FROM test";
        $ret = $db->fetchAll($sql);
    
    //プリペアドステートメントは非常に簡単
        $num=$_REQUEST['num'] ? $_REQUEST['num'] : 1;
        $sql="SELECT * FROM test WHERE id=?";
        $ret = $db->fetchAll($sql,1);
        
    //インサート
        $insert_array=array(
            'value'=>'あいうえお'
        );
        $db->insert('test', $insert_array);
    
    //関数のインサートはちょっとだけ面倒
        $insert_array=array(
             'value'=>'あいうえお'
            ,'date'=>(new Zend_Db_Expr('NOW()'))
        );
        $db->insert('test', $insert_array);
        
    //関数とエスケープ値を同時に使用したい場合はすごく面倒
        $insert_array=array(
             'value'=>'あいうえお'
            ,'date'=>new Zend_Db_Expr(
                'NOW()+INTERVAL '.$db->quote($_REQUEST['hour'],'INTEGER').' HOUR'
            )
        );
        $db->insert('test', $insert_array);
    
    //実行したSQLとかを調査できる
        $profiler = $db->getProfiler();
        $query_profile=$profiler->getLastQueryProfile();
        print($query_profile->getQuery());

便利なのはプリペアドステートメントです。
SQL文中に?を書いて、呼び出すときに第二引数に指定するだけです。
複数指定する場合は配列で指定します。
PDOにおけるbindValueより手間が少なくなります。

インサートも配列を送るだけで実現できますが、関数を使いたい場合はZend_Db_Exprを通さないといけません。
まあZend/Db.phpを呼んだ時点で使用できる分DB_DataObject_Castなんかよりよっぽどましですが。

他のDB接続モジュールと違う明白な利点は、プロファイラが充実しているところです。
インスタンス作成時に引数としてとりあえず'profiler'=>trueを渡しておけばプロファイラが起動し、以後に実行したSQLなんかを保存してくれます。
その後$db->getProfiler()でプロファイラのインスタンスを取得でき、そこから各SQLの詳細なんかを見ることができます。
バインドした値なんかも見えるので便利。
また実行時間をチェックして、実行が遅いSQLを抽出したりといったパフォーマンスチューニングに便利な機能もあります。
チューニングのために毎回microtime()とかTIMEDIFFとかを埋め込んだりする必要もなく、開発が簡単に行えます。

 

PR


2009/09/07 17:11 | Comments(0) | TrackBack() | PHP

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<OpenPear-01:Acme_IdolMaster | HOME | 一年半前の記事にツッコミ>>
忍者ブログ[PR]